アウトソーシングのメリットとデメリット
メリット
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コア業務に集中できる
毎月必ず行う給与計算などの定型業務をアウトソーシングすることで、人材や時間を人事制度の策定や教育研修の企画立案、面接業務などの人事のコア業務に振り分けることができます。
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人事業務のクオリティ向上
毎年のように改正される労働関連法令や社会保険制度に沿った社内規程の変更、業務フローの改定などの専門性の高い分野をアウトソーシングすることで、外部のノウハウを活かした業務ができます。
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コスト削減
既存の業務フローの再確認によって、無駄な業務の削減のきっかけになります。人件費や給与計算などの管理システムなどを含めてアウトソーシングすることで、結果的にコスト削減につながります。
デメリット
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自社にノウハウが培われなくなる
マニュアル化することで属人化を防ぎ、作業フローが一目でわかる体制を構築いたします。
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イレギュラー対応が難しい
発生したイレギュラーの要因を解析し、最適な対応をお客様と協議して対応いたします。発生頻度の多いものはレギュラー処理として捉え、処理フロー・手順を確立します。
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個人情報の取り扱いに不安
弊社はPマーク取得第一号の企業であり、国内でも最古参の個人情報取扱事業者で、今も更新し続けています。個人情報に関しては全社員が徹底して厳しく管理に努めています。
十分な検討と適切な手順で進める事が大切
人事業務のアウトソーシングとしては、給与計算、採用、社員研修などを外部のアウトソーサーに委託することが多く、業務遂行のみを委託するものから、企画立案から業務遂行までをトータルで委託する場合もあります。
人事業務は対象範囲がある程度はっきりしているため、比較的切り出しやすいといえます。例えば給与計算は、「給与明細」というどこの企業でも同じようなアウトプットになるため、あとはそのプロセスをアウトソーシングするか否かを判断すればよいのです。
アウトソーシングすることによってコア業務にリソースを割けることやコストの削減など、メリットはかなりあります。
一方、計画をしっかり立て、どこまでの業務を対象とするのか明確にしておかないと逆に費用がかさむことになったり自社にノウハウの蓄積がされなくなったりするといったデメリットも起こる可能性があります。
いくら切り出しやすいからといっても、上の給与計算の例でいえば、複雑な処理であったり、月末締め翌月5日払いのような短納期であると手戻り、コスト高などのデメリットが出てくることがあります。アウトソーサーにも得手不得手がある点も念頭に入れて検討することも重要です。
以上のように、すぐにアウトソーシングを導入して、「コストを下げたい」「楽したい」と考えてしまうのではなく、十分に検討し、適切な手順を踏んで進めていきましょう。
給与計算サービス
弊社では人事・労務部門の給与/賞与計算から年末調整・住民税処理・社会保険業務まで総合的なアウトソーシングサービスを提供しています。
お客様にとって負荷の大きい定型業務をアウトソーシングすることで、生産性の向上と負荷軽減を同時に実現、全体最適化によるコストメリットを創出することができます。
年末調整
マイナンバー
労務管理サービス
勤怠管理・入退社管理から人事管理まで、労務に関する業務をサポートします。また、弊社がご提供する労務管理システムにより、面倒な労務手続きや情報管理をクラウドシステム(SMART LINKなど)で一括管理・効率化します。
企業型確定拠出年金(DC)サービス
福利厚生の拡充として、リクルート支援および従業員のロイヤリティ向上をめざしたい企業様、また、退職金制度の構築および見直し(退職一時金・厚生年金基金・確定給付年金からの移換)を考えている企業様へ、導入までのフォローだけではなく、導入後の従業員への教育やライフステージに合わせた各種セミナー開催までサポートいたします。
福利厚生
退職金制度
01.トータルアウトソーシング
給与計算や人事業務などのオペレーションをシステム管理(運用)と業務管理(運用)を同時にご提供することにより、アウトソーシングの枠組みを超えて貴社の業務負荷を軽減します。現行運用のヒアリングを実施後、どのような形で構築していくかをご提案、優先順位の高いものからアウトソーシング化を図ります。
02.One-to-One
お客様に対し正社員を中心とした専任のスタッフが担当し、責任を持って運用します。運用面でのご不明点などにも、都度迅速に対応いたします。
03.ご要望に合わせたサービス導入
サービス導入にあたっては、画一的なサービスではなく、ヒアリングを十分に行なったうえで、お客様のご要望に合わせて対応いたします。お気軽にご相談ください。
04.DX化の推進
社内の申請書や人事情報に関連する各種帳票の電子化を推進します。運用においては、電子化の難しい書類の対応も可能です。
05.SMART LINK(自社システム)
弊社がこれまでの給与計算アウトソーシングで培った経験をもとに、独自に開発した勤怠管理・配布管理・人事管理が一体となったシステムです。給与計算業務を軸に開発しているため、給与計算システムに連携させるための機能が充実しており、導入までのサポートから運用後の設定変更アシストまで、一貫したサポートサービスをご提供しています。
06.万全のセキュリティ
人事アウトソーシング業務は、弊社内でも特にセキュリティの厳しい環境で実施しています。オペレーション業務は都内で実施しており、お客様の感じている不安に対しては、実際のセキュリティ環境をご確認いただくことができます。
FOCの人事アウトソーシングを導入されたお客様の事例
よくいただくご質問
給与計算業務をアウトソーシングすることで、どういった効果がありますか?
給与計算アウトソーシングサービスを導入することにより、人的リソースに関する問題(採用・異動・退職リスク、担当者育成、属人的処理、将来的なキャリアプラン未形成など)を回避することができます。また人件費、業務管理費、システム費、外部委託費などを集約することでコスト削減にも繋がります。
給与アウトソーシングサービスの範囲を教えてください
基本的な給与計算および、賞与計算・住民税処理・昇給処理・年末調整が標準サービスですが、ご要望に応じてクラウドサービスによる勤怠管理や電子明細配布なども行っております。また、提携社労士が、社会保険・労働保険関係などの業務にも対応いたします。
アウトソーシング会社と社労士事務所では、給与計算業務を委託する際に何が違うのでしょうか?
弊社では、クラウド勤怠管理や明細管理、人事管理といったシステムソリューションと給与計算業務を組合せてご提供しておりますが、一般的に社労士事務所はシステムを保有していないことが多いようです。
また、品質やセキュリティ面においても、弊社はPマークやQMS(品質マネジメントシステム)などの認証取得実績があり、お客様の大切な個人情報をお預かりする環境を万全に整えております。
現在、給与計算業務用のシステムやパッケージソフトを使用しているのですが、その状態で給与計算業務をアウトソーシングできますか?
もちろんです。現行システムのホスティングや、お客様のシステムと弊社を専用線でつなぐ等のご提案の他に、必要であれば現在使用しているシステムに入力するデータを作成いたします。ただ、給与計算業務サービスの運用においては、旧来のシステムやパッケージソフトが不要となる場合が多々ございます。
現在ほかの給与アウトソーシング会社(もしくは社会保険労務士事務所)にお願いしているのですが、委託先の変更は可能でしょうか?
もちろんです。そういったお客様のご相談も承っておりますので、お気軽にご連絡ください。
給与アウトソーシングと連携可能な勤怠システムは何ですか?
勤怠データ出力CSVの取り込みが可能なシステムでしたら、連携が可能です。