発送手段で、郵便・宅配便・ゆうメール・メール便・レターパックはどれがお得なの?|【シリーズ第2弾】発送代行会社に依頼するときに知っておきたい知識

発送代行会社に依頼するときに知っておきたい知識として第1弾では、事前準備についてお伝えしました。第2弾は発送手段について説明します。

第1弾.発送前に用意しておくもの
第2弾.発送手段(今回)
第3弾.作業方法
第4弾.デザイン・印刷
第5弾.見積の見方のコツ、選定のコツ

発送手段とは郵便や宅配便のことです。
ビジネス上、よく使う発送手段には以下の5つが挙げられます。

1.郵便(ハガキ、封書)
2.宅配便(ヤマト運輸、佐川急便など)
3.ゆうメール
4.メール便
5.レターパック

 

1.郵便

郵便の中でも、年賀状や移転のお知らせなど、ハガキ(第二種郵便物)はよく使われます。封書(手紙/第一種郵便物)は請求書や納品書などの送付に使われます。発送手段として追跡や価格などを気にしなければ、郵便を利用することが多いでしょう。

サイズや重量によって料金は変わりますが、全国どこへ送っても同じ料金です。料金は切手を購入し貼ることで“前払い”します。

ここまでは知っている人が多いと思いますが、意外に知られていないのが大口の郵便の場合の割引や郵便料金の支払い方法です。
1,000通以上まとめて郵便局に差し出す場合には、割引が適用されます。
ただし、割引を受けるためには、

・封筒は全て同じ形状・同じ重量であること
・郵便局に自ら持ち込まなければならない(切手を貼らずにそのまま郵便局に持ち込み)

などの条件があるため注意が必要です。

色々な条件で割引があるため、詳しく知りたい場合は日本郵便株式会社Webサイト「大口・法人向け料金の計算」を確認してみてください。

また、切手を買わずに郵便局差出しの際に郵便料金を支払う「別納」、1カ月まとめて支払う「後納」といった方法もあります。

参考:日本郵便株式会社Webサイト
料金別納:http://www.post.japanpost.jp/fee/how_to_pay/separate_pay/index.html
料金後納:http://www.post.japanpost.jp/fee/how_to_pay/deferred_pay/index.html

別納後納でよくある勘違いですが、別納および後納印のついている封筒をポストに投函しても相手先には届きません。別納・後納の場合は、郵便局に直接持ち込むか、集荷サービスを利用しましょう。

参考:日本郵便株式会社Webサイト
Web集荷サービスの申込:https://mgr.post.japanpost.jp/C20P02Action.do?ssoparam=0&termtype=2

 

2.宅配便

比較的大きなものを発送したい場合に利用する手段です。
ヤマト運輸や佐川急便を始め、さまざまな運送会社が宅配便を提供しています。日本郵便のゆうパックもそうですね。宅配便は、形状と重量、発送先までの距離によって料金が変わります。集荷に来てくれるのも便利です。

郵便とは違い宅配料金は運送会社ごとに違います。発送代行会社など大口契約を各社と結んでいる場合は、め個人利用の料金とは異なり、かなり安く発送することも可能です。また、発送代行会社ごとに宅配料金もさまざまです。

参考に個人利用での料金を調べることができるWebページをご紹介します。

ヤマト運輸 料金・お届け予定日検索ページ
http://www.kuronekoyamato.co.jp/ryoukin/ryoukin.html

佐川急便 料金検索ページ
http://www2.sagawa-exp.co.jp/send/fare/input/?_ga=1.122571531.186215977.1444200448

ゆうパックの運賃・料金計算
https://www.post.japanpost.jp/cgi-simulator/youpack.php

 

宅配便を利用する際には、送れないものがある点に注意しましょう。宅配便で送れないものとして、以下のものが挙げられます。

・現金、小切手、手形、株券その他の有価証券(クオカードや商品券はOK、但し自己責任)
・クレジットカード、キャッシュカードなどのカード類
・再発行が困難な受験票、パスポート、車検証類
・信書、その他法令の規定または公序良俗に反する荷物
・犬、ネコ、小鳥などのペット類
・再生不可能な原稿、原図、テープ、フィルム類
・毒物および劇物類
・遺骨、位牌、仏壇
・銃砲刀剣花火、灯油、ガスボンベ、シンナーなどの発火性、引火性、揮発性のある物品または火薬類
・不潔な物品など、他の荷物に損害をおよぼすおそれのある荷物
・160サイズを超える荷物

なお、送れないものの詳細に関しては、宅配便会社ごとに詳細条件が異なるため、利用する際は規定を確認するようにしましょう。

 

信書を理解していないとトラブルになることも

問題は信書です。日本郵便のWebサイトによると信書とは以下のようなものになります(抜粋)。

・書状 手紙やハガキ
・請求書の類 納品書、領収書、見積書、申込書、申請書、依頼書、契約書、レセプト(診療報酬明細書等)、注文書、給与支払報告書など
・会議招集通知の類 業務を報告する文書
・証明書の類 健康保険証、履歴書、給与支払明細書、振込証明書、輸出証明書、健康診断結果通知書・その他の点検・調査・検査などの結果を通知する文書
・ダイレクトメール 文書自体に受取人が記載されている文書、商品の購入等利用関係、契約関係等特定の受取人に差し出す趣旨が明らかな文言が記載されている文章

日本郵便株式会社Webサイト:https://www.post.japanpost.jp/question/57.html

要は「特定の受取人に対し、差出人の意思を表示し、又は事実を通知する文書」(引用:総務省Webサイト)は全て信書に該当します。これらを宅配便で送ってしまうと郵便法違反になります。
郵便より安いからメール便(後述します)で信書を送ってしまうケースは非常に多いうえに、信書の理解不足から発送代行会社に依頼するケースもあります。トラブルを避けるためにも、信書は宅配便で送れないということは知っておいてください。

そのほかの発送手段として、ゆうメール・メール便などがあります。これらは信書に該当しないDMやチラシの発送をすることができ、宅配便や郵便に比べてコスト面でメリットがあります。

 

3.ゆうメール

ゆうメールとは、「日本郵便株式会社により提供されている、冊子とした印刷物(書籍や雑誌、カタログ)や電磁記録媒体を割安な運賃で送付できる、郵便に含まれない運送サービス」のことです。
個人でも利用できるため知っている人も多いと思いますが、法人利用の場合、その価格メリットはかなりのものになります。

ゆうメールが特にコストメリットを発揮するのは、500件以上の郵送物があり、ゆうメールの特約を受けている発送代行会社に依頼する場合です。その場合、かなりの割引価格になります(特約を受けている企業は国内に十数社ほどしかありません)。

ゆうメールはコスト面で大きなメリットがありますが、

・先に宛名データが分かっていないといけない(正確には郵便番号ごとに何通差出すかわかっている)
・そのデータが郵便番号順に整理されていないといけない
・スケジュールを事前に日本郵便会社に申請しなくてはいけない

など、事前準備に手間がかかります。また、封筒に“ゆうメール”の表記、還付先の記載(郵送先に届かない場合の戻り先の住所)など封筒への表記についてのルールも厳格です。
(個人で送る場合はもっと簡易にできますし、ゆうメールではなくクリックポストサービスの活用という手段もあります)

また、ゆうメールは、日本郵便株式会社のWebサイトで荷物追跡ができるというメリットもあります。事前に付与されたバーコード番号を入力するとその時点での発送状況が分かります。
つまり、「きちんと届いたのか、配達中なのか」を把握でき、事故や紛失など何らかの理由で届かないことがあった場合にも、把握することができるのです。

ゆうメール:https://www.post.japanpost.jp/service/yu_mail/

 

4.メール便

メール便はゆうメールに近い発送形態です。もともとヤマト運輸が始めたメール便に対抗するために日本郵便が提供したサービスがゆうメールです。
特に有名なのがヤマト運輸のメール便でしたが、平成27年3月にサービスを停止し、4月より新たにクロネコDM便として同様のサービスをスタートしています。
ほぼサービス内容は同じですが、信書でないことを確認するため事前に発送内容を伝える必要があります。発送する際は、集荷もしくは営業所に持ち込みます。現状、気軽にDMやチラシを送るには一番メリットのある発送手段で、紙での広告施策を行う場合は、メール便を利用することが多くなっています。

メール便も法人契約(大口契約)での割引があるため、自社で直接利用するよりも発送代行会社に依頼する方が、価格メリットが大きくなることが多いでしょう。

クロネコDM便:http://www.kuronekoyamato.co.jp/ytc/business/send/services/dmbin/
飛脚メール便:https://www.sagawa-exp.co.jp/service/h-mail/

 

5.レターパック

レターパックは、A4サイズ・4kgまで全国一律料金で、信書も送れるサービスです。料金は、全国一律で2種類あります。

・レターパックライト
料金は370円、郵便受けへポスト投函されます。
A4ファイルサイズで、重さ4㎏以内、厚さ3cm以内のものが送付できます。

・レターパックプラス
料金は520円、ポスト投函ではなく対面で届きます。
A4ファイルサイズで、重さ4㎏以内、厚さは3cmを越えても送ることができます。
追跡サービスがあるため、郵便物の配達状況を確認できるというメリットがあります。

利用の流れは、

・レターパックの封筒を購入する
郵便局の窓口・コンビニなどの郵便切手類販売所、郵便局のネットショップで購入できます。(郵便局のネットショップは20枚単位での販売)

・送りたいモノを入れる

・郵便ポストから送る
窓口や集荷(レターパックプラスの場合)も可能。

このように事前に専用の封筒を購入するため、料金は前払いです。
荷物の追跡ができる・新書も送れるという点がメリットの他、送るものの大きさ・重さによっては宅配便よりも価格が安くなります。

個人で利用する場合は、オークションで売れたもの・証明書・衣類・チケットなどの発送に使われることが多いです。法人の場合は、請求書・カタログ・ 業務用サンプル・パンフレットなどの発送に広く利用されています。

 

まとめ

代表的な5つの発送手段をご紹介しました。発送代行会社に相談する場合、ここまでご紹介してきた5つ以外に特定の地域に強い配送網をもつ発送サービスやバイク便、ポスティング(チラシをポストに投函するサービス)などの選択肢がある場合もあります。

さらに、発送代行会社ごとに得意とする発送手段にも違いがあります。例えば、ゆうメールの特約を受けていない発送代行会社にゆうメールでの発送依頼をしてもメリットはあまりありません。発送内容・量・到達率などから事前に発送手段を想定することができれば、適切な業者選定ができるでしょう。
到着率については、各サービスで違うと言われています。絶対に相手先に届ける必要のあるものは自ずと発送手段が限定されます。

事故率や紛失率というものもありますが、あまり気にしすぎる必要はありません。各手段によっても違いますが、100%絶対届く手段はないということも理解しておきましょう。

 

 

 

ライタープロフィール

くもと編集

くもと編集

マーケター兼編集者

NOC 当コンテンツの編集者。 宝飾業界と広告会社を経て2008年 NOC入社。営業や制作ディレクターを経験し、現在はWebマーケティング担当兼当コンテンツの編集を担当。 「NOCのサービスに直接関係のない記事であっても、読んでくれた方の役に立つ情報をお伝えしていきます。」