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この記事の目次
みなさんは、CSRと言う言葉をご存知でしょうか?
CSRとは、「Corporate Social Responsibility」の略語で、日本語に訳すと「企業の社会的責任」という意味になります。一般的には、収益を求めるだけではない、環境活動、ボランティア、寄付活動など、企業としての社会貢献の活動を言います。
日本の企業がどのようなCSR活動をおこなっているかご紹介します。
日本企業の多くが取り組んでいるCSR活動は「環境保護」です。その内容は、環境汚染の防止・生物の保護・植林活動などです。
工場から出る有害な煙や汚水を減らす活動や森林伐採を行った山に苗木を植える活動などが挙げられます。
次に多いと言われているのが、「文化支援」「人権保護」「女性地位向上」などです。
「文化支援」は地域社会に向けたイベントや文化財の保全活動などが挙げられます。
例えば、地域に根付いた無形文化への支援や古文書や古建築など、歴史的価値がある建造物や書物を修繕・保護する活動です。地域の人たちと共に、今まで築いてきた、地域の歴史や文化を記録し、継承していく活動は地域社会の歴史遺産情報の共有をすることに繋がっています。
今後、日本企業が力を入れていくべきCSR活動内容は、「貧困」「児童貧困「疾病等」です。
日本は、比較的恵まれている国と思われていますが、我が国でも6人に1人は貧困と言われています。貧困は世代で受け継がれる傾向があるため、企業のCSR活動で連鎖を少しでも断ち切る必要があります。特に子どもたちに向けた、食育支援や事情がある子供達を保護できる、施設の整備などに積極的に取り組んでいく必要があります。
2017年CSR活動ランキングで、上位の3社を紹介します。
各企業とも、しっかりと自社の課題を把握し、その課題を解決できるようなCSR活動をおこなっています。
富士フイルムグループの創業の原点と言える写真フイルムは、製造時に「大量の清浄な水と空気」が不可欠であり、その原点を大切にするために、環境保全を前提にCSRに取り組まれています。
そのほかの取り組みとして、新しい写真の楽しみ方を伝えるために、「スマホ時代の新しい写真店」をコンセプトに初の直営ショップ「WONDER PHOTO SHOP」を東京・原宿にオープンしたりしています。
参考:富士フイルムホールディングス株式会社 CSR(企業の社会的責任)の取り組み
ブリヂストンでは3つに重点課題をおいて活動しています。
主な活動事例は、子どもたちへ交通安全教育プロジェクトをタイなどの海外でおこなっています。
参考:株式会社ブリヂストン CSR
KDDIでは4つに重点課題をおいて活動をおこなっています。
主な活動事例は、東北被災地をつなぐ継続的な復興支援として、タブレット体験教室によるコミュニティづくり支援をおこなっています。
参考:KDDI株式会社 CSR(環境・社会)
中小企業のCSR活動が大企業と違うところは、広範囲ではなく地域に密着しているところです。例えば、大阪の中小製造企業では、地域の子どもたちに向けて、少しでもモノづくりの楽しさを知ってもらうために「モノ作り職業体験」の教室を年に1度おこなっています。
多くの人に影響を与えることは難しいですが、地域との関わりを重視した、深い関係を築くことができます。
ただ、中小企業の多くは人材不足もあり、目先の利益に追われ CSR活動ができている企業はごく一部なのが現状です。
なぜ、企業は本業以外のCSR活動に力を入れているのでしょうか?そもそもメリットはあるのでしょうか?どのようなメリットが企業にあるのか具体的に、「企業」と「ステークホルダー(取引先企業、顧客、従業員、社員、地域社会)」の視点からメリットを考えてみましょう。
CSR活動と聞くと、多くの方が慈善活動を思いつき、直接的な利益に繋がりにくいイメージがあると思います。しかし、長く生き残る企業になるためには、CSR活動を積極的に取り組むことが重要な時代になりつつあります。
昨今、モノがあふれる時代といわれているなかで、自社の商品やサービス自体の良さをアピールするだけでは、なかなか購入してもらえなくなっています。そのためにどうやって他社との違いや価値を伝えることができるか、という点でCSRが重要視されてきているのです。
例えば、サントリーは有名な飲料メーカーですが、「限りある水や資源を次の世代に引き継ぐために」植林のCSR活動をしています。こうした自然活動をおこない日本の美味しい水を守ることは、自然保護という面と自社の商品力・サービス力の向上にも結果的に貢献しています。
自社のステークスホルダーに向けて、商品やサービス自体のアピールのほか、安心・安全といったイメージも提供することで、企業としての信頼やブランドが向上し、それが商品購入につながり、利益向上にもつながります。
三越伊勢丹ホールディングスは、一過性ではない東日本の被災地支援を継続的におこなっています。津波で流されてしまった木を元に戻すために、海岸に苗木を植え、緑の防波堤をつくる活動をしています。
社会貢献を継続しておこなっている企業は、顧客からの信頼が厚くなり、株主・投資家からも支持され、さらには社員が「自分の仕事が社会貢献につながっている」と思えることができ、働くモチベーションを高めることができます。
また、採用面でも効果があります。社会貢献をしているというアピール、社員の働く意欲向上効果からの明るい職場のアピールなど、有名でない企業であっても、学生に「この会社で働きたい」と思わせる動機づくりができます。それが優秀な人材の採用にもつながります。
CSR活動はたしかに直接利益を生まない活動です。
しかし、活動を継続的に行うことで、“骨太な”組織形成に繋げることができます。
より良い商品・サービスを届ける意識が一層高まり、実行することで、ステークホルダーとの信頼関係を築くことができ、ブランドが向上します。同時にお客様のニーズを考えて行動することにもなるので商品の販売・売上にもつながります。
また、顧客の声に耳を傾けることで、将来必要となる商品のマーケティングもでき、新しいアイデアが生まれることもあります。
このようにCSR活動をしっかり行うことができれば、非常に良い循環をもたらすことができます。そうなれば、社会にも貢献でき、かつ骨太で倒産しづらい企業を作ることができます。これこそがCSR活動で達成できる最終的な利益であるといえます。
CSR活動は、「慈善活動をやっているだけ」と思われがちです。しかも直接利益を生まないため、たとえ思いついても計画し、実行するには相当な調整とパワーが必要で、何よりも社会貢献への強い意志が必要となります。
さらに全ステークホルダーに理解してもらうためにも「なぜ、その社会貢献をするのか」という説明ができないと継続的に行うこともできません。
社会貢献という営利を求めないイメージがある反面、ブランドイメージ向上、売上貢献、採用強化など、企業が生き残るための手段のひとつでもあります。長期の視野が必要ですが、いまから始めてみてはいかがでしょうか。
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新卒3年目(25歳)。来年3年目。お昼ご飯の9割以上が唐揚げ弁当で、栄養が偏るためかよく体調不良になってしまうのが、たまにキズ。若さ(25歳)を活かしたフレッシュでナウい役に立つ情報を皆さんへお届けします!!
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