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2017.07.04 掲載 2023.11.07 更新

注目!経理のやりがいはこんなところにも!魅力に迫る

経理代行によって業務の効率化、コスト削減を実現する

FOC経理アウトソーシング


 
4月から新入社員として、または他部署からの異動で経理部門に配属された、という方もいるかと思います。経理は定型業務が多いとはいえ、専門知識がないと苦戦する業務です。
今回は経理全体がわかる、おおよその業務紹介とやりがいのほか、経理未経験から始めた2名の方の経験談を紹介します。
 

■経理の業務内容とやりがいとは?

経理は地味というイメージを持っているかもしれませんが、会社のお金を管理する重要な業務であり、コミュニケーションが想像以上に必要な業務でもあります。
現金管理
現金管理とは、その言葉どおり社内の現金を管理する業務です。「現金出納帳」と呼ばれる帳簿に入出金記録を記載し、実際に残っているお金と金額が一致しているか?使途不明金や不正利用がないか毎月チェックします。
1人で現金管理をすることもありますが、任せきりにしてしまうと不正や紛失などの事件事故も発生する可能性もあるので、数人で現金管理を行うのが原則です。
預金管理
預金管理とは、会社名義(場合によっては個人名義もある)の銀行口座に入っているお金を管理する業務です。これは「当座預金出納帳」と呼ばれる帳簿で入出金記録を記載し現金管理と同様、不正出金などがないかをチェックします。
法人取引では、支払いや売上金の回収は銀行口座を使うことがほとんどです。管理がずさんで、仮に支払い期日を過ぎてしまうと取引先から信用されなくなり、取引停止になる恐れがあります。逆に、売上金の回収ができない状況が続くと、会社にお金が入って来ないので倒産なんて恐れもあります。そのため、預金管理においては債権・債務の確認も忘れてはなりません。(※法律用語では倒産という言葉はありませんが、便宜上使用しています)
預金管理をすることで、どの企業と取引をしているか知ることが可能です。また、過去の預金明細をチェックし、回収漏れになっている企業をリストアップすることも会社に貢献でき、やりがいにつながります。
帳簿業務
帳簿業務は、普段の取引内容を記帳する業務です。帳簿には主に3つあります。
仕訳帳事業における全ての取引内容の勘定科目を使い記録しておく帳簿です。ちなみに、勘定科目には「資産」、「負債」、「純資産」、「費用」、「収益」の5種類あります。
「資産」、「費用」が増える場合は「借方」(左側)に記載し、「負債」、「純資産」、「収益」が増える場合は「貸方」(右側)に記載します。仕訳は、経理において基本中の基本となるのでマスターしましょう。
総勘定元帳1つの元帳に勘定科目ごとに帳簿が分かれているので、何にどれだけ使ったかが分かるようになっています。
補助簿「現金出納帳」、「当座預金出納帳」、「仕入帳」、「売上帳」など、勘定科目別に分かれている帳簿です。例えば現金出納帳であれば、勘定科目として「現金」が使われている取引内容のものだけを記録するといった感じです。
帳簿を普段から記録すれば、会社がどういう取引を行っているか分かりますし、細かい取引内容を知ることも可能なので、取引漏れや無駄になっている取引内容がないかを見つけることもできます。それを他部署へ助言することで、感謝される、なんてこともあるでしょう。
集計業務
最後の集計業務とは、仕訳した内容をまとめる作業です。主に「貸借対照表」、「損益計算書」、「キャッシュフロー計算書」の3つが使われます。
貸借対照表は、会社の財政状況を示したもので「資産」、「負債」、「純資産」にあたる勘定科目の金額を一覧にまとめたものです。
損益計算書は、会社の経営成績を示したもので「費用」、「収益」にあたる勘定科目の金額を一覧にまとめたものです。
キャッシュフロー計算書は、キャッシュの出入りに関する取引内容を記載する表です。勘定科目として「現金」、「当座預金」が使ってある取引内容を記録します。
その他にも、売上や仕入実績などを集計しエクセルやワードでまとめる作業もあります。
これらは株主総会の資料として使われる場合も多いです。株主はじめたくさんの人が見るので責任は重大です。しかし、たくさんの人に作成した表を見てもらえるのは爽快です。
 

■経理はどんな人に向いている?

どんな仕事にも向き不向きは存在します。そこで経理職に向いている人の性格、さらに経理職として勤務するからこそ持っておきたいスキルを紹介します。
性格
経理といえば、ほとんどがお金の管理なので間違いは許されません。さらに、会社によっては勘定科目ごとに数字を分析していって、どの金額を拡大・縮小すれば良いかを経営陣に助言する場合もあります。そのため、几帳面で細かい人が経理職に向いています。
ただ、急遽口座から出金しなければならなくなったというアクシデントが起こる場合もあるので、スピーディーに動けるというのも重要です。
また、債権債務の確認で他部署の人とコミュニケーションをとる機会も多いため、自分からアクションを起こせる人も経理職に向いています。
能力・スキル
簿記の資格はあるに越したことはありません。しかし、会社によって会計処理の方法や勘定科目の設定が異なるため必須条件というわけではありません。それよりも、パソコンスキルを身に付けることを意識しましょう。
経理職は、帳簿に記帳するだけではなく、エクセルやワードでデータを作成する機会も多いです。会社によっては、上司から「今日中に資料を作成して」と言われることもあるので、パソコンの機能やショートカットキーなどは覚えた方がいいでしょう。
 

■経理担当者の経験談

経理担当者2名の経験談をご紹介します。
<経験談1>
私は小さな老人福祉施設で経理全般を10年程前からやっています。入社したばかりのころは経理の経験もなく、何もわからない状態からのスタートでした。昨年度の処理に基づき、違ったことがあると調べる、といったことの繰り返しでしたが、ここ2~3年になってからは自分の作った決算書に愛着がわき、「自分の作品」と思うようになりました。
それまではなぜこんなに仕事のできない自分が経理をやっているのか悩んだ時期もありましたが、振り返ってみると新人の私に現在までずっと経理をまかせてもらえるのはみんなからの信頼のあかしだと思い、やりがいと感じました。
数字がぴったり合うのはもちろんのこと、決算明細書などが見やすいと言ってもらえるととてもうれしくなります。
<経験談2>
私は中小企業の経理部門で3年間働いていました。業務内容は伝票入力や各部署の入出金管理、また残高管理などです。決算書をつくるのはまた別の部署がやっていたので、私は主にお金の管理を担当していました。
私が一番大変だった仕事は末締め、残高の管理でした。伝票と残高、1円でもズレがあってはいけないという緊張感。作業は1日で終わらせなければいけないし、もし終わらなければ他部署の人も仕事を再開できなくなってしまい大損害です。最初は泣きながら日付が変わるまで作業をしていました。
経理になって1年ほどたつと、不思議と数字への嫌悪感が消えました。そして何より私のこの作業が会社全体へ影響するくらい大事なものなのだということが、プレッシャーからやりがいへと変わりました。お金絡みの仕事はミスの許されない大変な仕事です。しかしそんな大事な仕事だからこそやりがいを感じることができ、私にしかできないという自信になったと思います。
いかがだったでしょうか。経理の専門知識がある人が経理担当に任命されるわけではなく、最初は苦労しながら、その中でやりがいを見つけ、“本当の経理担当者”になられています。
 

■まとめ

経理は、会社のなかでは地味な存在に感じるかもしれませんが重要な役割です。お金の管理がずさんだと、事業設備や広告宣伝費などでお金を使い過ぎ倒産する場合もあります。
また、経理部門と密接にコミュニケーションをとり研究・開発を進める企業もあります。そういった意味でも経理は、地味で毎月同じような業務を行っているだけではなく、本当に重要な部門であることが理解できたのではないでしょうか。

経理代行によって業務の効率化、コスト削減を実現する

FOC経理アウトソーシングは、経理に関連した業務全般の問題、課題を把握・整理したうえで、最適な業務運用をご提案、実行いたします。また庶務業務、給与計算業務も含めたトータルサービスもご提供しております。この効果として経理担当者は、本来やるべき業務に集中することができます。

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ライタープロフィール

くもと編集

マーケター兼編集者
FOC 当コンテンツの編集者。 宝飾業界と広告会社を経て2008年 FOC入社。営業や制作ディレクターを経験し、現在はWebマーケティング担当兼当コンテンツの編集を担当。 「FOCのサービスに直接関係のない記事であっても、読んでくれた方の役に立つ情報をお伝えしていきます。」

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