くもと編集
マーケター兼編集者
FOC 当コンテンツの編集者。
宝飾業界と広告会社を経て2008年 FOC入社。営業や制作ディレクターを経験し、現在はWebマーケティング担当兼当コンテンツの編集を担当。
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一般的に中小企業は資本が少なく、使える資金にも制約があるものです。ふんだんに資金がないので、なんでも自社で取りそろえることは困難です。
特に資金を必要とするのが、在庫、人件費、設備の三つです。この三つは、ビジネスを行うためには必須の資産とも言えます。
在庫は、物販や製造に関わる企業の場合、必要な資産と言えます。とはいえ、できる限り少なくするために、在庫管理や生産管理、サプライチェーンマネジメントといった管理手法が編み出され、活用されています。
人に関してはこちらでも触れましたが、アウトソーシングの活用で、コストメリットも生じるだけでなく、最高のスキルを持った人材を活用して競争力に生かすこともできます。
設備投資も大きな資金需要を伴います。
この設備というアセット(資産)を自前でそろえるか、アウトソーサーの設備を活用するかは、自社の資金を有効に使う上で重要な戦略オプションになります。
設備を自社持ちにしない方法で事業を営む方法はいくつかあります。必要なタイミングで借りるレンタルという方法、自社資産にせずに長期に利用するリース、そして、設備と同時にサービスを伴うのがアウトソーシングです。
レンタルやリースとアウトソーシングの違いは、サービスが付随するかどうかです。レンタルもリースも設備を入手するだけの方法です。
レンタルの場合は、まさに借りるだけですから、設備の操作をしなければなりません。レンタルの場合は、借りる期間だけ資金需要が生じるだけですので、資金の少ない中小企業のとっては選択肢の一つになります。建設機械のレンタルや倉庫スペースのレンタルなどがこれにあたります。
リースは、自社資産にせずに、契約上長期利用を可能にする方法です。設備投資時には一括で資金が必要になりますが、リースは使用期間をかけて支払っていくので資金繰りが楽になります。コピー機のリース、営業車のリースなどがこれにあたります。
レンタルにせよ、リースにせよ、設備を利用する人が必要になります。設備のための資金が助かっていますが、設備を使う社員がいる場合は、社員の人件費がかかります。社員を使わず、業務を委託すればアウトソーシングになります。
先の建設機械の例でいえば、建設機械と作業者を一括で借りてくる形態、倉庫の例でいえば、倉庫を借りたうえで、倉庫を運営する人をアウトソーシングすることになります。
また、カスタマーサポートを例に挙げれば、コールセンターへ設備もお客様対応する人(オペレーター)もアウトソーシングすることがよくあります。
設備を自社にもたないで、その上で、付帯する業務運用もサービスとして、合わせて委託するというわけで、最も資金的に身軽な形態がアウトソーシングになります。
仕事は常に安定的にあるわけではありません。繁忙期と閑散期があるのが普通です。繁忙期にあわせて設備や人を抱えていると、設備も人も遊んでいる時間ができてしまいます。遊んでいるからといっても、お金はかかっています。
設備は購入時に固定資産となっていますが、減価償却費や固定資産税、保守費用がかかります。減価償却費は、お金が出て行かない費用ですが、もし、設備投資をし、際に銀行などから借り入れをしていた場合は、借入の返済と利息の支払いが生じます。この資金は、設備を使っていても使っていなくてもかかる費用です。
また、倉庫業務や輸送業務も同様です。繁忙期にあわせて倉庫やトラックを持っていては大変です。倉庫の作業者や運転手も、繁忙期にあわせて雇っていたら、いつもは遊んでいるのに支払いが生じる事態に陥ります。
アウトソーシングした場合は、こうした設備や人に関わる費用は、委託した期間だけかかることになります。つまり仕事の繁忙期だけアウトソーシングし、閑散期はアウトソーシングをやめ、需要の変動に柔軟に対応します。必要なタイミングで、必要な設備と人を、必要なだけ調達するのです。資金効率を最大化することができます。
しかし、そう簡単にいかないこともあります。繁忙期に必ず設備や人が手にはいるとは限りません。景気が良くなるときはみんな一緒です。アウトソーシング先の設備や人の取り合いになることもあります。
設備と人材の組み合わせは、どの分野で柔軟性を必要としているのかによって、選択が変わってきます。たとえば、製造機能をもつことが競争力の場合、工場のラインは自社持ちで、あとは需要の変動に柔軟に対応して作業者をアウトソーシングで調達しようという考え方があります。工場労働者の派遣社員化は、この選択をより行ないやすくしたものです。
設備と人材をどのように組み合わせてアウトソーシングを行なうかということが、企業側の戦略的なオプションになってきます。
中小企業は持たないからこそ、柔軟にこのアウトソーシングを選択できます。大企業がもたもたしている間に、柔軟に、スピーディーにアウトソーシングを活用することで資金を有効利用し、成長することが可能なのです。持たないからこそ強いともいえます。中小企業は「持たない経営」を目指すことも一つの選択でしょう。
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