3人は総務に関わるアウトソーシングサービスの担当ですが、具体的にどんなサービスか説明してもらっても良いですか?
偽装請負はアウトソーシングを行う際に最も注意するポイント【特別企画 座談会】

お客様企業先でアウトソーシングを行う場合、アウトソーサーが気をつけていることのひとつが偽装請負にならないような体制構築です。
偽装請負とは、委託元企業がアウトソーシング契約にも関わらず、現場スタッフを派遣契約と同じように扱ってしまうことを言います。アウトソーシングとは予め決められたとおりの業務を行い、委託元企業は現場スタッフに直接指示を出してはいけないことが大前提です。しかし、委託元オフィスでの業務行う場合、お客様と近くなるので、そのリスクは高くなります。偽装請負にならないようにする工夫はあるのでしょうか。
今回、お客様企業内でアウトソーシングサービスを行っている運用管理者(以下、SV)3人に偽装請負にならないようなコツについてインタビューしてみました。
お客様企業でアウトソーシング業務を行うとは

3人は総務に関わるアウトソーシングサービスの担当ですが、具体的にどんなサービスか説明してもらっても良いですか?

スーパーバイザー かわだ

そのほか、採用や研修などの事務局業務もご要望があれば、お客様オフィスで行ったりもしますね。
今のようなサービスを行うにあたり、サービスの品質や進行管理、実際の業務を行うスタッフ管理を行うのがわたしたち運用管理者、スーパーバイザーになります。

総務をアウトソーシングするイメージがなかなかつかない人も多くいますよね。



ちなみにもう少し細かい業務を具体的に教えてください。

備品管理、契約書管理、社章管理、代表電話応対、申請書の受付管理などですかね。
過去のブログでも書かれていますよね?こちらも参考にしてみたらどうでしょう?

偽装請負とはどんなことか

スーパーバイザー はいべ






でも、導入前のコミュニケーションをどれだけ行うか、イレギュラー含めてどこまでサービス範囲として網羅できているかによって、回避できるリスクだと思います。わたしたちSVがどれだけアンテナを張って察知できるかが重要で、経験がものを言います。



偽装請負にならないための工夫や考え方




スーパーバイザー しろた




- 事前に想定していた以外の業務が発生した
- 処理データの内容が違うものがたまたま発生した
- お客様側で新しいサービスがスタートした関係で新しい処理内容のものが発生した
- 組織変更や部内の役割が変わり、新しい処理内容のものが発生した
- お客様の仕事があふれて、契約外の新しい業務を依頼したくなった






直接指示しちゃいけないってことを真剣に考えてくださって、どこまでコミュニケーションをとっていいか不安になってしまうようです。




「アウトソーシングだから直接指示をしてはいけない」これは大前提ですが、トラブルが発生したり、急に忙しくなったりすると、つい近くにいるアウトソーシングスタッフに依頼したくなるかもしれません。
このようにならないためにも、
- 事前の業務設計は、想定できるイレギュラーや追加業務もしっかり突き詰めて契約を締結
- SVとのコミュニケーションを定期的にとる機会を設置
- 費用や手続きの手間を気にする前に、まずはSVに相談
- 業務改善を定期に行えるアウトソーサーを選定
これは、偽装請負にならないようにと言う点もありますが、トラブル時の責任の所在をはっきりしておく点でも重要なことになります。
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ライタープロフィール
くもと編集
マーケター兼編集者
FOC 当コンテンツの編集者。
宝飾業界と広告会社を経て2008年 FOC入社。営業や制作ディレクターを経験し、現在はWebマーケティング担当兼当コンテンツの編集を担当。
「FOCのサービスに直接関係のない記事であっても、読んでくれた方の役に立つ情報をお伝えしていきます。」

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