経理の仕事は何が難しい?経理課題と解決するポイント

経理業務は他の業務と比べると難易度が高く、人材確保に課題を抱える企業も多いようです。具体的にはどのような点が難しいのでしょうか?経理における課題、その解決方法について解説します。経理業務の環境について改善を図りましょう。

 

経理の仕事が難しい点とは

経理の仕事は他の職務に比べてなぜ難しいと言われるのでしょうか。考えられる理由について解説します。

専門知識が必要

経理業務は専門的な知識が不可欠です。確定申告や税務申告などの税法に関する知識や、決算業務の進め方、さらには経営者の観点から企業運営に関する助言を求められることもあります。 また、昨今の経理業務は電子データとして管理している企業も多く、エクセルや会計ソフトなど、パソコンに関する知識も不可欠となっています。 経理の仕事は、明日から急にやれと言ってもできるものではありません。経理に関する教育やキャリアが不可欠です。

簿記などの資格が必要

経理業務を行う上で、必ず「簿記」のスキルが必要になります。帳簿の作成や読み取りは、簿記によって行われるのが一般的だからです。仕事をしながら覚えていくことも不可能ではありませんが、資格を有してる方がはるかに業務は楽になるでしょう。 また経理としてキャリアアップしていくためには、税理士や会計士といった国家資格が必要になるほかに、海外で活躍する場合は国際会計検定(BATIC)などの資格があった方が有利に働きます。 専門性の高さから、そのスキルを備えている証明としての資格取得が経理には必要なのです。

膨大な仕事量でミスが許されない

経理は会社のお金の動きを記録する仕事です。業種によっては毎日膨大な量の仕事が舞い込んできます。経理の仕事でミスをすると、税務署から脱税を疑われたり、取引先の信用を失ったりと会社の存続に関わる可能性もはらんでいるのです。 毎日膨大な作業量であるにもかかわらず、ミスが許されない経理担当者のプレッシャーは相当なものになります。

 

経理の課題を放置しておくとどうなる?

経理における課題を無視し、経理担当者の負荷を放置しておいた場合、企業運営にどのようなリスクが発生するのかを紹介します。

退職リスクなどの人材不足

経理の問題を放置して、担当者に作業負荷をかけたままにしておくと、経理担当者が病気になったりやる気を失って退職してしまい、経理業務に支障が出てしまう可能性があります。 経理業務は専門性が高く、一般社員が代わりに行うのは難しいため、役員や経営者が代行しなければなりません。その結果、本来やるべき業務に支障をきたし、通常業務が滞ってしまう可能性があります。

ミスや不正の誘発

ミスが発生しやすい環境を放置しておけば、そのうち重大なミスが発生する可能性も高くなります。経理におけるミスの中には顧客データの漏洩や流出など、取り返しがつかないほど重大なものになってしまうケースもあるため、賠償請求などで大きな損害を被る可能性もあるでしょう。 そうしたミスを隠蔽したり、会社に対し不信感を抱いた担当者によってデータの改ざんなどの不正が行われるケースもあります。 経理業務を専属の担当者が長年行っているような場合は業務内容がブラックボックス化しやすく、不正の温床となってしまうことも珍しくありません。

 

経理課題の解決策

上記のような問題に発展させないためにも、経営者としては経理業務の問題は早期解決を図る必要があるでしょう。具体的な解決策について、いくつか方法を紹介します。

業務の自動化

まず一つ目は業務の自動化です。会計ソフトやRPAの導入によって、業務を自動化することができれば業務負荷の軽減につながります。 特に経理業務は単純かつ正確性が求められるものが多く、機械による自動化に向いています。自動化を行ったことで人的負荷が半分以下になったという事例もあるほどです。 会計ソフトやエクセルを導入するだけでも、計算が自動で行われるようになるため経理担当者の助けになるでしょう。

アウトソーシング

経理アウトソーシングを導入するという方法もあります。外部の人間に経理業務の一部を任せることで、経理担当者の作業量を減らせます。 経理アウトソーシング会社の中には、会計士や税理士が所属するプロフェッショナル集団もあります。そうした会社では、業務効率化や改善についてのコンサルティング業務を行っているケースもあります。無駄なタスクを減らすのに利用してみてはどうでしょうか。 経理担当者の人材育成を行っているアウトソーシング会社もあります。経理担当者の教育にまで行き届かないという場合は頼ってみても良いでしょう。 一度アウトソーシングを挟むことで、経理課題が解決に向かった事例も多くあります。

 

まとめ

経理業務は専門性が高い上に責任も大きいため、経理担当者の精神的なプレッシャーはかなりのものになります。作業が多く正確性が求められるのも、経理業務が大変な理由でしょう。 放置した場合、退職リスクや重大な損失につながる可能性もあります。経理の問題は会社全体の問題と思って対処することをおすすめします。 解決策としては、自動化のためのツールの導入やアウトソーシングという方法があります。現場の声に耳を傾け、必要に応じた施策を行いましょう。

 

 

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ライタープロフィール

パプリカ

パプリカ

外資系総合商社と総合マーケティング支援会社にて法人向け営業職を経験。 世の中にあふれる情報をかんたんにわかりやすく、一人ひとりに合ったかたちで伝えることをミッションに活動中。