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2015.12.24 掲載 2022.07.14 更新

攻めと守りのアウトソーシング アウトソースする分野を特定して利益を伸ばす分析法

攻めと守りのアウトソーシング

アウトソーシングは「コスト削減」「負荷軽減」などの“いかにして無駄を削減するか”のイメージが強いですが、「売上を伸ばす」「利益を上げる」といった “いかにして収益を伸ばすか”にフォーカスしたサービスも存在します。今回は自社の収益を伸ばすにはどちらのアウトソーシングを活用したらいいのか、その考え方を紹介します。

企業が利益を出すための手段は2つです。

  • コストを削減する
  • 売上を伸ばす

そして上の2つをフットボールとアウトソーシングにたとえると

  • コスト削減=失点を最小限に抑える守りのアウトソーシング
  • 売上を伸ばす=得点を稼ぐ攻めのアウトソーシング

といえます。

企業の活動を俯瞰して、「守り」と「攻め」のアウトソーシングがどこに位置付けられるのか、アメリカの経営学者であるマイケル・ポーターが30年前に発案したフレームワーク「バリューチェーン」の図をもとに考えてみます。 

バリューチェーンから見たアウトソーシング

バリューチェーン

バリューチェーンとは、企業の活動を主活動と支援活動にわけ、特に直接価値を生み出す主活動を機能ごとに分類し、どこに企業としての価値があるのかを見つけ出し、ライバル会社に対して競争優位に立つための戦略策定や方向性を探るためのフレームワークです。

そもそもアウトソーシングの導入を判断するためのツールではありませんが、切り口を変えると

  • 価値のある部分=アウトソーシングするべきでない部分
  • はずれている部分、バリューチェーンに大きな影響を与えない、補完できる部分=アウトソーシングできる余地がある部分

と考えることができます。

シンプルに考えれば、「主活動」に当たる部分にあるアウトソーシング要素が「攻め」、「支援活動」に当たる部分にあるアウトソーシング要素が「守り」といえます(細かく各機能を分解すれば、「攻め」のなかにも「守り」の要素があります)。

このように定義すると、バリューチェーン分析を行いながら、自社の価値連鎖を整理しつつ、自社でやるべきこととアウトソーシングしたほうがよいことも整理することができます。自社にとって主活動の価値を高める「攻めのアウトソーシング」を活用するべきなのか、支援活動が主活動を圧迫しているのならば「守りのアウトソーシング」を活用するべきなのかを、大きく“つかむ”ことができます。 

守りのアウトソーシング

具体的に「守りのアウトソーシング」にはどんなサービスがあるでしょうか。例えば、弊社が提供しているような、総務、経理、人事といった管理業務を主としたサービスが挙げられます。「守りのアウトソーシング」は、企業の中に既にある“無駄なもの”と“ボトルネックになっているもの”を削減し効率化するために有効な手段です。

攻めのアウトソーシング

一方、「攻めのアウトソーシング」は、営業代行、マーケティング代行、物流代行など、企業の中で、“機能として足りないもの”と“ノウハウのないもの”を補完することで利益に貢献するサービスが挙げられます(担当者が退職し、人的リソースが不足しているところをアウトソーシングで補完するようなケースは攻めというより守りになります)。 

限られた資源をどう活用するか

攻めと守りのバランス

特に中小企業の場合、限られた資源のなかでヒト、モノ、カネ、情報をどう活用するかは重要なテーマです。バリューチェーン分析を行い、価値を高める部分に社内の資源を集中し、そのほかの部分で「攻め」と「守り」のアウトソーシングを上手く利用することができれば、自社が抱えているさまざまな課題を解決する一助になります。

本来はバリューチェーンのチューニングに注力するべきですが、現実的にはなかなかできません。その“できない部分”を少しでもできるようにするため、バリューチェーンから外れている業務は、「攻め」と「守り」のアウトソーシングを活用してみたらいかがでしょうか。

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ライタープロフィール

くもと編集

マーケター兼編集者
FOC 当コンテンツの編集者。 宝飾業界と広告会社を経て2008年 FOC入社。営業や制作ディレクターを経験し、現在はWebマーケティング担当兼当コンテンツの編集を担当。 「FOCのサービスに直接関係のない記事であっても、読んでくれた方の役に立つ情報をお伝えしていきます。」

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