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2017.03.02 掲載 2023.11.01 更新

リーガルチェックとは?弁護士にお願いするメリット・デメリット

個人のスキルに影響されがちな庶務業務を平準化

庶務業務サービス

リーガルチェックする弁護士
契約書をノーチェックのまま使用するとどんなリスクにつながるでしょうか。
例えば責任の所在が不明である契約を間違えて結んでしまったとします。するとトラブルの解決ができないといった問題が起こるのですが、これを未然に防ぐのがリーガルチェックなのです。
 

■リーガルチェックとは

リーガルチェックとは、弁護士(もしくは法務担当者)などの専門家に契約書の内容に問題がないか、法的に妥当であるかをチェックしてもらうことです。
契約書を作成するときには社内やインターネットのひな形を利用する場合があるのですが、一般的なひな形ではそれぞれの取引にあわせた契約書を作成することができません。
契約書の不備のために、代金不払いや顧客クレームなどのトラブルが発生した場合、大きな問題となることが多いのです。
専門知識や法的事例、最新情報に詳しい専門家に見てもらうことによって、契約書の内容が法的に妥当であるか、不利な契約条件でないか、あいまい表現や不明瞭による契約の不備を防ぎ、リスクにつながる内容を排除してもらうことができます。
契約書には「秘密保持契約書」や「業務委託契約書」、「売買契約書」、「代理店契約書」、「雇用契約書」、「顧問契約書」、「賃貸契約書」、「工事請負契約書」などがあります。
専門の法務担当者が在籍し、自社のビジネスに精通した視点でリーガルチェックできることがベストですが、企業法務に強く、得意の専門分野がある弁護士に依頼することも手段として有効です。
 

■リーガルチェックを行うメリット

では弁護士に依頼する場合、具体的にどんなメリットがあるのでしょうか。
(社内に法務担当者が在籍している場合と共通するものもあります)
契約書の有効性が高まる
条件の不備や見落とし、不明瞭な表現の洗い出しなど専門知識の必要なチェックによってより有効性のある契約書を作ることができます。
また有効性のある契約書は、双方が契約を守ろうという意識が高まり契約の実現性を高めるというメリットもあります。
自社に不利な言い回しを指摘してくれる
それぞれの取引内容にあった契約であるか、不利な条件の契約になっていないかなど企業の利益を守る契約であるかを確認することができます。
表現ひとつとっても解釈が変わり、不利になる可能性もあり、専門知識をもった立場からのチェックはとても有効です。
ノーチェックや流用のリスクを防げる
以前の契約書をそのまま流用することやチェックなしで契約を交わすことがないように、リーガルチェック済みの契約書のみが有効というルールを徹底すれば、コンプライアンスやリスク管理の意識を高めることができます。
トラブルを未然に防げる
契約書の不備により起こったトラブルに対応するためには、多くの労力や時間、費用を要することになります。それとともに大きな信頼を失うことにもなりかねません。
そのリスクを契約前の1ステップで回避できるのです。予期せぬトラブルを未然に防ぐために契約書のリーガルチェックは重要です。
弁護士との関係性をつくる
いざという時のためにいつでも相談できる弁護士との関係性を保つために、まずはリーガルチェックからお願いするのはいいきっかけとなります。
契約書段階から取引内容を把握していれば、万が一のトラブル発生時でも問題把握が的確にでき、対応に要する時間も違ってきます。
また、リスク管理のためには新たな契約書に限らず、既存の契約書のチェックや見直しも必要です。経済の変動や法令改正などにあわせて契約の更新が重要です。
この点においてもすぐに相談できる弁護士がいることは心強いと言えるでしょう。
 

■デメリット

たいへん有効性のあるリーガルチェックですが、デメリットにはどんなことがあるのでしょうか。
コストがかかる
専門家に依頼するとなればそれなりの費用がかかります。
リーガルチェックの相場は一般的な契約書の場合、1件3万~10万円ほどです。
契約書作成からお願いする場合は1件5万円以上と、取引の内容によっても金額が変動します。
時間がかかる
契約書を交わすまでに外部チェックという1ステップが入るので、その分時間を要します。納期を定めていれば問題ないですが、いつ返却されてくるのかわからないような自分たちでコントロールできない場合もあります。早め早めに依頼することがよいでしょう。
 

■リーガルチェックは信頼への投資

特に海外企業との契約の際は、英文理解はもとより契約書の内容が非常に細かいため、
不利になるような条項を見逃さないことが重要です。
国内企業同士の場合、問題が起こったときは“双方協議の上”解決にあたるといった内容が多く、トラブル時の責任所在、賠償などがぼやかされていることがありますが、海外では想定されるリスクを契約書にすべて記載し、それを双方合意のうえ締結するのが一般的です。
国内外問わず法的トラブルや損害をまねかないためにも、リーガルチェックはとても重要です。
企業の発展と利益の確保、リスク管理のために、そのコストをコストとみなすか、信頼への投資とみなすか。予期できないトラブルで自社の信頼をなくすことがないようにリーガルチェック機能は必ず設置しましょう。
専門のリーガルチェックができる法務担当が置く余裕がなければ、自社の取引の実態に即した内容に強みをもつ弁護士に依頼することをおすすめします。

個人のスキルに影響されがちな庶務業務を平準化

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ライタープロフィール

くもと編集

マーケター兼編集者
NOC 当コンテンツの編集者。 宝飾業界と広告会社を経て2008年 NOC入社。営業や制作ディレクターを経験し、現在はWebマーケティング担当兼当コンテンツの編集を担当。 「NOCのサービスに直接関係のない記事であっても、読んでくれた方の役に立つ情報をお伝えしていきます。」

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